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脱臼

1.発生のメカニズム
二つの骨が向き合って、お互いに動くようになっているとろを関節と呼びます。場所によっては、三つの骨が関節を形成していることもあります。関節をつくる骨の表面は軟骨に覆われていて、相対する軟骨面がよく滑るように潤滑液が入っており、関節全体は関節包という袋で包まれています。

さらに、関節の周囲には靭帯という紐(ひも)のような物がついていて、骨と骨を結び付けており、一定の方向、一定の範囲だけしか動かないように制限しています。この関節包と靭帯が一部破れて、限界を超えて動いてしまい、相対する関節面がずれてしまったものを脱臼といいます。この場合、完全にずれてしまったものを完全脱臼、関節面は一部だけ合っているものを亜脱臼と呼びます。

典型的な脱臼の場合には、一定の特殊な形になって固定されてしまい、ものすごい痛みがあり、動かしても股脱臼した位置に(バネがあるみたいに)戻ってしまいます。
ここでは、発生頻度が最も多いといわれる肩関節の前方脱臼について説明いたします。
2.症状
上腕骨の骨頭が肩甲骨関節窩に対して、前方に脱臼した状態(胸に向かって外れた状態)を肩関節前方脱臼いいます。肩関節脱臼のなかで、最も多い脱臼です。
肩関節前方脱臼は、上腕骨頭の脱臼した位置により烏口下脱臼と鎖骨下脱臼に分けられます。烏口下脱臼の方が程度が軽く、鎖骨下脱臼は上腕骨頭が肩甲骨関節窩よりはずれてさらに体の内側に向かって移動した状態です。

(1)烏口下脱臼(うこうかだっきゅう)
烏口下脱臼では、上腕を30度から70度の範囲で外転挙上(腕を外側に上げた状態)し、健側(脱臼していない側)の手で患側(脱臼した側)の腕を支える姿になります。またその外転挙上位で固定され、他動的にも自動的にも腕が動かせなくなります。(これを弾発固定といい脱臼特有の症状です)健側と患側の肩を比べてみると患側の肩は自然な丸みが消失し、腕が短縮して見えます。

(2)鎖骨下脱臼(さこつかだっきゅう)
鎖骨下脱臼では、上腕を70度以上外転挙上した(ほとんど地面に対して水平に上がっている)状態で固定され、健側でそれを支えるためまるで万歳をしているように見えます。また、烏口下脱臼と同様に、患側の肩は自然な丸みが消失し、側面から見ると本来関節している部分がへこんで見えます。

3.治療
しっかりと徒手整復した後にRICE処置を行います。
急性期にはRICE処置[R(Rest):安静、I(Icing):冷却、C(Compression):圧迫、E(Elevation):挙上]を施します。

脱臼整復後は、脱臼により損傷した関節包靭帯などの修復が完了するまでは固定をします。脱臼した箇所にもよりますが、プライトン、アルフェンス、巻軸包帯、三角巾、綿花沈子等を用いて固定します。さらに、体重などなるべく負荷がかからないようにし、必要に応じて手技療法、鍼灸療法、パルス治療(鍼通電療法)、超音波画像診察等を施します。

固定をしっかりしなかったり、無理な運動をしたりすると、周囲の組織の回復が遅くなるだけでなく、高率で再脱臼する恐れがあります。固定期間中は無理な運動を避け、治療に専念することが大切です。
また、肩関節前方脱臼では、骨折を伴うこともあります。この場合、骨折の修復が完了するまでは安静固定が必要なため、筋肉の萎縮や関節の拘縮(関節が固く動く範囲が狭くなった状態)が起こりやすく、リハビリ期間も長くなることがあります。
症状の回復状況によって徒手抵抗、ゴムチューブ、自体重などを利用した筋力トレーニングなどのリハビリテーションを行います。

4.予防
柔軟性の向上、十分なウォーミングアップ、筋力および持久力の向上、疲労の除去、スポーツマッサージ、鍼灸治療などを行い、筋肉や関節をよりよい状態に保っておくことが最善の予防策と思われます。
また、一度脱臼してしまうと、年齢によっては最脱臼しやすいため、関節の安定を図るためトレーニングを週間付けていくと良いでしょう。

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